日々の業務の中で、LINEで届くお問い合わせの返信に追われていませんか?
特に、少人数でお店や会社を回していると、
作業中だったり、営業時間外だったりで、
「あとで返そう」と思っているうちに時間が経ってしまうこともありますよね。
実際、
「せっかくお問い合わせをもらったのに、返事が遅れてしまったかも…」
と、後から少し気になった経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんなことを日々感じていたので、今回
LINE公式アカウントとChatGPT(AI)を連携させた自動返信の仕組みを試しに作ってみました。
正直、印刷屋っぽくはないかもしれませんが、これもシンセイ印刷の取り組みの一つです。
今回作ったものは、よくある定型文の自動応答ではなく、
AIにある程度の「受け答えの雰囲気」を持たせています。
また、返信内容はGoogleスプレッドシートで管理できるようにしているので、
専門知識がなくても、あとから内容を調整しやすい形にしました。
この記事では、
「どんな仕組みなのか」「なぜこうした形にしたのか」
といった裏側を、少しだけですが紹介してみようと思います。
1. AI店長が24時間対応?LINEでお出迎えする「ねこ社長」
今回、印刷サービス「ねこ社製造部」のキャラクターとして、**AIボットの『ねこ社長』**を作ってみました。
LINE公式アカウントとChatGPTのAPIを連携させることで、お客様から届いた質問に対して、その内容に合わせてAIが考え、返信する仕組みになっています。
営業時間外や、すぐに手が離せないときでも、最低限の受け答えができるので、「まずは反応を返す」という役割をねこ社長に任せています。

たとえば、「次の営業日を教えて」と聞くと、ちゃんと営業日を教えてくれるだけじゃなくて、関連するURLまで教えてくれるんです。
(もしうまく答えられないときは、無理に答えようとせずに、それっぽいページに誘導してくれるのも、最近のAIのいいところですね。)
それから、語尾に「〜にゃ」ってつけてくるのも、ちょっとした遊び心というか、親しみやすくするための工夫だったりします。
昔みたいに「このキーワードにはこの返事」って決まってるわけじゃなくて、ちゃんと前後の文脈を読んで、それに合った答えを返してくれるのが、最近のAIのすごさだなと思います。
2. 裏側の仕組み:Googleスプレッドシートでまるごと一元管理
「AIの導入って、難しいプログラミングが必要なんじゃないの?」
そんなふうに思っている方も、きっと多いんじゃないでしょうか。
でも、今回の仕組みでは、そのハードルをぐっと下げています。
実は、管理のほとんどを Googleスプレッドシート 上で完結できるようにしているんです。
私たちが実際にスプレッドシートでやっているのは、主に次の3つです。
① AIへの教育(プロンプト・命令書)
たとえば、「あなたはねこ社長です」「語尾には『にゃ』を付けて話してください」
「納期は『通常5営業日』と答えてください」といった指示も、
スプレッドシートに書き込むだけで設定できます。
キャラクターの個性や案内ルールは、あとからいくらでも変更できるので、
運用しながら柔軟に調整できるのも大きなメリットです。

ここで、案内したいURLや注意事項などもまとめておくことで、
「何をどう答えるか」を一目で把握できるようにしています。
② NGワードと定型文の管理
逆に、AIに答えてほしくない内容や、ちょっと誤解を招きそうな話題には触れないようにしたい場合もありますよね。
そんなときは、NGワードや特定の言葉に対する返答パターンを、スプレッドシートであらかじめ設定しておけば大丈夫です。
リスクのある話題を避けたり、意図しない回答を防いだりと、運用面でも安心できる仕組みになっています。

たとえば、「犬」と言われたら「犬じゃないにゃ」と返す、
そんなちょっとした遊び心のある設定も、セルを1つ追加するだけで簡単にできます。
こういうユーモアがあると、会話の中にちょっとした「間」が生まれて、
ユーザーとのやり取りがぐっと和やかになるんですよね。
③ 実際の会話ログの確認
そして何より重要なのが、会話ログが自動的にスプレッドシートに溜まっていくことです。

「いつ・どんな質問をして、AIがどう答えたか」を一覧で確認できるので、
AIがうまく答えられなかったところを、人間があとからフォローしたり、
「よくある質問」を拾い出して、ホームページのQ&Aを改善する材料にしたりもできます。
3. 実際に使ってみて感じたメリット
① 即レスでお客様の安心感がアップ
夜中でも休日でも、お客様が「今知りたいこと」に対して、ひとまずの答えを返せます。
「返信がまったく返ってこない」という不安を防ぐことで、離脱や機会損失を減らせる感覚があります。
② 情報の更新がとにかく楽
「年末年始の休業日が変わった」「新しいキャンペーンが始まった」といった変更も、
スプレッドシートの文字を書き換えるだけでAIの回答内容を更新できます。
毎回システム担当者に依頼する必要がなく、現場目線で運用しやすいのが大きなメリットです。
③ キャラクター性で、親近感やファンづくりにも一役
無機質な自動返信よりも、キャラクター性のある口調やちょっとしたユーモアがあるほうが、
お客様との距離がぐっと縮まります。
AIでありながら、「あの子に聞けばとりあえず教えてくれる」という存在になってくれれば、
それ自体がブランディングの一部にもなっていきます。
さいごに:AIは仕事を奪うのではなく、「時間」を返してくれる
印刷の技術だけでなく、こうしたデジタルツールも組み合わせることで、中小企業はもっと業務を軽く、そしてクリエイティブにできると感じています。
単に「自動化すること」が目的ではなく、「浮いた時間で、よりお客様に向き合えるようにすること」が、本当のゴールだと考えています。
シンセイ印刷では、印刷物のご相談はもちろん、今回ご紹介したような「業務改善」や「デジタル活用」の視点も含めて、お客様のビジネスをトータルでサポートしていきたいと思っています。
「LINEとAIの連携、ちょっと面白そうだな」「うちでもできるのかな?」と感じていただけたら、どうぞお気軽にご相談ください。。。。と言いながら、正直LINEの詳しい運用は現在実務で経験中ですのでLINEの相談はご容赦ください、にゃ。
よくあるご質問(FAQ)
Q. まだLINE公式アカウントを持っていませんが、相談できますか?
現状をお伺いしながら一緒に整理させていただきます。
「まずは何から始めればいいか知りたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。
Q. 小さな会社やお店でも、AI導入のメリットはありますか?
「よくある質問への同じ説明」が負担になりやすいと感じています。
そうした繰り返しの対応をAIに任せることで、
人が対応すべき部分に時間を割けるようになるのが大きなメリットです。
Q. すべてをAI任せにするのは不安です…。どこまで自動化できますか?
難しい内容や個別の判断が必要な相談は、人がお客様をフォローする前提で設計しています。
会話ログもスプレッドシートで確認できるため、
AIの回答が不十分な部分はあとから人が修正し、改善をしていけます。
Q. 導入費用やスケジュールの目安はどれくらいですか?
まずは「どんなことを自動化したいか」をヒアリングさせていただき、
概算の費用感とスケジュールをご提案いたします。
お見積もりのご相談だけでも、どうぞお気軽にお声がけください。