まるで、イラストに命が吹き込まれるよう。
私が愛用する「パペットワープ」のお話。
デザインの現場で欠かせない「Adobe Illustrator」。
私もかれこれ20年以上、この道具と共に仕事をしてきましたが、長年使っていても「えっ、こんなことができるようになったの?」と驚かされることがあります。
今日は、そんなアップデートの中でも、私が特に気に入っている機能をご紹介します。
「パペットワープ」という、少し変わった名前の機能です。
■ 描いた絵が、ふわりと動く魔法
これまで、一度描いてしまったイラストのポーズを変えるのは、なかなか大変な作業でした。
「もう少しだけ腕を上げたいな」「顔を少し傾けたいな」と思っても、パスを書き直したり、パーツを分解したり……。
でも、このパペットワープを使うと、そんな苦労が嘘のように解決します。
まるで操り人形(パペット)の糸を引くように、イラストの関節をピンで留めて、マウスでくいっと動かすだけ。
すると、イラストがまるで生きているかのように、自然にしなやかに動いてくれるんです。
初めて触ったときは、画面の中で絵が動き出す様子に、思わず子どものようにワクワクしてしまいました。
■ こんな場面で、そっと助けてくれます
決して派手な機能ではありませんが、ふとした瞬間に「あってよかった」と思える、優しい機能です。
- キャラクターの表情づくりに
ほんの少し小首をかしげるだけで、愛嬌って生まれますよね。そんな微調整がすぐにできます。 - 植物の自然なゆらぎに
お花の向きや、枝の曲がり具合をランダムに変えることで、より自然で優しい風景が作れます。 - 素材集のアレンジに
「いいイラストだけど、ポーズが合わない」という時も、ご自身のデザインに合わせてそっと直してあげられます。
■ 実際の動きを見てみてください
百聞は一見にしかず、と言いますね。
実際にどんなふうに動くのか、短い動画をご用意しました。よろしければ、コーヒーでも飲みながら眺めてみてください。