AIは「名刺」をどう評価する? デザインを分析させてみたら、、

2023.07.31

「AIに名刺をダメ出しさせてみた。」
デザインのプロも驚く、生成AIの冷静な分析力。

名刺のデザインって、悩みますよね。
「これでいいのかな?」「もっと良くできるんじゃないか?」

これまではデザイナーの勘や経験に頼っていた部分ですが、今は「生成AI」という頼もしい(そして恐ろしい?)相棒がいます。

今回は実験として、ある名刺のデザインを最新のAIに見せて、「良い点と悪い点を忖度なしで評価してくれ」と頼んでみました。
その結果が、なかなか鋭かったので共有します。

■ 今回、AIに診断させた名刺

AIによる分析対象の名刺デザイン

一見すると、シンプルで整った名刺に見えますよね。
さて、AI先生の評価はどうだったでしょうか。

■ AIが褒めたポイント(GOOD)

  • 色の選択がプロっぽい
    「落ち着いた色調で統一されており、信頼感(プロフェッショナリズム)を強調できている」との評価。
  • 情報の整理整頓
    「配置が整然としているため、受け取った人が必要な情報を瞬時に見つけられる」とのこと。機能性を評価してくれました。
  • 空白(余白)の美学
    「詰め込みすぎず、適切な空白があることで視覚的な混乱を避けている」。これはデザイナーも一番気にするポイントです。

■ AIからの厳しい指摘(BAD)

ここからが本番です。AIは容赦なく改善点を指摘してきました。

  • もっとロゴを目立たせて!
    「ブランドの印象を強めるために、ロゴの配置やサイズを見直すべき」という指摘。確かに、少し控えめすぎるかもしれません。
  • デジタルへの導線がない!
    「現代のビジネスなら、SNSやHPへ飛べる情報(QRコード等)がないと不便」。……これはごもっともです。ぐうの音も出ません。
  • フォント(書体)の再考を
    「読みやすさはあるが、印象を深めるためにもっと個性的なフォントも検討してみては?」。なるほど、無難すぎるということでしょうか。
■ AIのデザイン診断に関する Q&A
AIに頼めばデザイナーはいらない?

いいえ、そう簡単にはいきません。
AIは「批評」や「アイデア出し」は得意ですが、実際に印刷できるデータ(ミリ単位の調整や文字詰め)を作るのはまだ苦手です。AIを「優秀なアシスタント」として使いこなすデザイナーが最強だと思います。

私の名刺も診断してもらえますか?

はい、面白い試みですよね。
シンセイ印刷にご相談いただければ、プロの目線+AIの客観的な目線の両方を使って、今の名刺のブラッシュアップ案をご提案します。

指摘にあった「デジタル情報」はどう載せる?

やはり「QRコード」が一番です。
LINE、Instagram、自社サイトへの誘導。紙のスペースを圧迫せずに情報を無限に拡張できるので、今の名刺には必須級のアイテムです。

今回の実験で分かったのは、「AIはデザインの基礎(見やすさ・信頼感)をしっかり理解している」ということです。

シンセイ印刷では、長年の経験と、こうした最新技術の両方を活用して、お客様のビジネスを加速させる名刺作りをサポートしています。
「今の名刺、なんとなく古いかも?」と思ったら、ぜひ一度見せてください。AIと一緒に、バシッと診断させていただきます!

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