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テレビ愛知様 5時スタ「感動カンパニー」の取材を終えて

「紙」の印象にはどんなものがありますか?

安価で大量に使われるもの?
デジタル時代の今は時代遅れ?
たくさん持ち運ぶには重くて不便? 

ある時期まで「紙」は情報を伝達する便利なアイテムであったはずです。

映像や音声で情報を伝達するよりも、安く、確実に伝えることができた「紙」も、SNSなど「」よりも、ずつと安価に、早く、そして広く、情報を伝えることができる手段が登場し、今はその役割もちょっと違ってきているように思います。

とくに、新型コロナウィルスによる働き方や生活様式の変化をうけて、その傾向は顕著です。何十年もの間「紙」を扱ってきたプロとしてはある意味 すこし寂しさを感じていました。

そんな中、なんとなく立ち寄った雑貨屋さんにあった小さなカタログ。

しっとりとした、なんとも言えない紙のてざわりがとても印象的で、

シンプルで、おしゃれなデザインにも感動しました。

 

広く、早く、安く、情報を伝える、役割としての「紙」は終わりを迎えようとしているのかもしれません。

ですが、雑貨屋さんの小さなカタログのように、てざわりなどの質感で高級感を表現したり、サイズ感でシンプルさを表現したり。

手にとり、さわれるからこその表現力は「ブランディング」に欠かせない、「紙」ならではの可能性や魅力があるような気がしました。

 

紙の歴史は古く、そのため多くの種類が存在します。

たとえば、水を吸収するコースターのような紙もあれば、水を弾きはっ水する紙もある。

ラフスケッチをしやすくするトレーシングペーパーのように透ける紙もあれば、読書の視認性をよくするため、文字の裏抜けが(透けにくい)しにくい紙もある。

使用する用途や目的でその役割も様々です。

 

コピー用紙、コート紙、新聞紙、身の回りにあふれている種類の紙ばかりをつい見てしまいますが、

紙の特性や機能性をいかして、あたらしい使い方や印象的な表現ができたら、きっと面白い。

雑貨屋さんの小さなカタログのように。

そんな気持ちで、自社製品づくりに取り組みました。

紙の代表はノート。少し無理がある勝手な思い込みと、自分が使ったことのない、誰も持っていないノートなら、少し手間がかかって、コストが高くなっても作ってみたいし使ってみたい。

 

フリクションやゲルインクなどすらすらと書きやすい筆記具が多い中、従来のノートの紙のような少しざらついた紙より、平滑度の高い紙のほうがきっと書きやすいはず。表紙も学生が使う想定ではないのだから、安っぽさのない大人が使う高級感があるノートの雰囲気に仕上げたい。

 

使う用途やシーンを想像し、紙の特性や機能性を活かした、紙の新しい可能性や使い方を追求していたら、

テレビ愛知様の報道番組、5時スタの中の「感動カンパニー」からお声を掛けて頂けました。番組取材を通じてあらためて感じたことは、

 

たかが「紙」されど「紙」

 

これからも、今までよりも、もっと紙の可能性を追求し、「紙」にこだわり、あたらしいなにかを提案していきます。

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